
日常生活の中で腰には思った以上に負担がかかっています。
1日仕事をがんばって帰宅したら、なんとなく腰がだるい、腰に疲れが溜まっているような気がするといったことはありませんか?腰の疲れは様々なトラブルにも繋がる可能性があるので、腰の疲れをしっかりリセットして、腰の疲れを溜めないようにしましょう。
- 腰はとても負担がかかりやすいので、疲れがたまりやすい
- ツボを知ってマッサージすると腰の疲れを軽減することができる
- 日常生活の中で腰に負担をかけていることはたくさんある
Contents
何かと負担がかかりやすい腰の疲労はトラブルにも繋がる
腰痛やぎっくり腰など、腰のトラブルに悩まされているという人は多く存在します。
腰のトラブルの原因
腰痛で整形外科や整骨院など、いくつも病院を回っているのに、原因がわからないというのはよくあることです。ですが、腰痛の原因が特定できるのはわずか15%程度と言われており、残りの約75%は原因不明だと言われています。特定できる原因としては病名がつけられているので治療法なども確立されているのですが、原因がわからないとなってしまうと、どうすることもできないのでは?と頭を悩ませてしまいます。
原因不明の腰痛には疲れが関係していることも
長時間同じ姿勢で座っていたり、立ちっぱなしでいたり、中腰になっている時に腰の痛みを感じる場合は疲労が原因で腰痛が起こっている可能性があります。そして痛みを我慢しながら生活を続けていると体は痛い部分をカバーしようとするので、全身の歪みにつながってしまいます。歪んでしまうことで血流が悪くなったり、筋肉がこわばってしまったり、さらには筋肉が老化してしまい、神経や脊柱などに影響を与えてしまうことにも繋がります。
腰の疲労を軽減するツボはここだ!!
腰の疲れを軽減するツボを知って腰に溜まった疲れは出来るだけその日のうちにリセットしましょう。
■大腸兪(だいちょうゆ)
大腸兪は左右対称に腰にあるツボです。椅子などに座って背筋を伸ばして、両手で腰をつかむようにして左右のツボの一に親指をあてましょう。適度な強さで5秒程度押して弛めるを5分程度くり返します。
■腎兪(じんゆ)
腎兪も左右対称に腰にあるツボです。へその真裏にある骨から指2本分の外側にあります。大腸兪と同じように親指をツボに当てて押すのも腰の疲れの軽減に効果がありますが、カイロなどを使って温めるのも効果があります。
■志室(ししつ)
志室も左右対称にあるツボです。腎兪よりもさらに指2本分の外側にあります。またツボを押す方法も腎兪と同じで、温めるのも腰の疲れの軽減に効果があります。
■帯脈(たいみゃく)
帯脈も左右対称にあるツボです。へその横ラインの脇腹のあたりにあります。親指の腹で優しく押すことで、腰の疲れを軽減する効果を得ることができます。
■腰腿点(ようたいてん)
腰腿点は腰の疲れを軽減する効果のあるツボですが、腰ではなく手にあります。手の甲を触ってみて、人差し指と中指の骨が合わさるV字になっているところにまず一つ、もう一つは薬指と小指の骨が合わさるV字になっているところにあります。左右の手にありますが、腰の右側に疲れが溜まっている場合には右手を、腰の左側に疲れが溜まっている場合には左手の腰腿点を、指の股の部分から腰腿点をめがけてマッサージしていきましょう。
腰によくない生活習慣を見直すことも大切です
普段の生活の中で私達の腰には思っている以上に負担がかかっているとお話しました。ツボを知って腰の疲れを軽減するのも大切ですが、まずは腰に負担がかからないように、普段の生活習慣を見直すことも大切です。
腰が疲れる生活習慣
普段の生活習慣を振り返ってみて、運動不足になっている人はいませんか?運動不足になることで肥満になってしまったり、女性の場合はホルモンバランスが崩れてしまうと腰に疲れが溜まりやすくなってしまいます。また、
●同じ姿勢を長時間続けることが多い
●猫背になっていることが多い
●中腰で作業をすることが多い
というような場合は必要以上に腰に負担をかけてしまっているので、注意が必要です。ちょっとした動作が腰の疲れの原因になっていることもあるので、振り返ってみて思い当たる動作がないか考えてみましょう。