
平日、やっとの思いで仕事が終わり、家に帰ったときには疲れてクタクタ…。
しかし、休日は趣味のスポーツ、映画鑑賞、友達とのランチとスケジュールはいっぱいだけれど楽しくて時間の経過もあっという間!
日々を過ごす中で、「疲れた~」と感じるのは仕事をしている時で
好きなこと・趣味に没頭している時はあまり疲れを感じない、そんな経験はありませんか?実はこれにはしっかりとした理由があるんです。
- 好きなことで疲れを感じないのは脳の作用
- 仕事で受けるストレスが心の疲労を蓄積させる
- 好きなことや趣味を仕事にするのは危険!?
Contents
好きなこと・趣味に疲れを感じない理由
好きなこと・趣味は楽しく疲れを、仕事ではドッと疲れを感じる…矛盾したように見える間隔ですが、実はこれには脳が深く関係しています。
「疲れ」は、視床下部から、本能や喜怒哀楽、情緒、睡眠や夢などを司る大脳辺縁系に伝えられます。
一方、「やる気」は大脳皮質が情熱をもってやるべき!と判断した上で、大脳辺縁系に伝えられます。
つまり、「やる気」と「疲れ」は脳の同じ場所で処理されているのです。
好きなこと・趣味など活動意欲に燃えているときに「やる気」の指令が増えることで「疲れ」の感情の出番がなくなり、結果的に疲れを感じにくくなります。これが楽しい好きなことや趣味で疲れを感じない理由となるのです。
仕事で発生する疲労の正体
上司のお小言、目が回るような業務量、同僚の愚痴…仕事において疲れを感じることはとても多いでしょう。
これは体力的な疲れよりも精神的な疲れ、つまり心労によって起こる疲れがほとんどです。
仕事と好きなこと・趣味ではこの心労の量がまったく違うため、仕事では疲れが蓄積しやすくなってしまうのです。
プレッシャーなどで起こりやすい心の疲労とは
精神的な疲労といえばストレスです。ストレスは苦痛や苦悩を意味する「Distress」が短く単語されたものであり、普段の生活でもプレッシャーを感じるなどストレスを感じる機械がたくさんあります。
ストレスが過度にかかってしまうことで身体には様々な不調・歪みが生じてしまいます。
その代表的なものが疲れではないでしょうか。
精神的な疲労は回復されにくい
体力的な疲労は睡眠や食事などで回復できるのに対して、精神的な疲労、つまり心労は体力的な疲労と同じ様な方法で回復することは難しくなります。
また体力は鍛えることができますが、精神は鍛えることが難しく、心労が蓄積することで体力的な疲労に繋がり、時には病気になってしまうこともあります。
好きなことや趣味でも職業にするとやはり疲れてしまう
ここまでの記事を読んで、「じゃあ好きなことを仕事にすれば、ずっと疲れずに働けるのでは?」と思った方。
自分の好きなことや趣味を仕事にしたいというのは、誰もが一度は思ったことがありますよね。
今の仕事で毎日疲労困憊でつらい、転職しようかな…なんて考えている方には夢のような話です。
しかし、好きなことや趣味でも仕事にすると疲れてしまうのが現実です。
なぜなら楽しいと感じることで疲れを感じにくくなるのですが、疲れを感じないからと言って身体が疲れていないとは限らないからです。
楽しい好きなこと・趣味でも休む必要がある
もし好きなことや趣味を仕事にすることができたら、モチベーションも上がり、疲れなんて感じずにこなすことができるのかもしれません。
こういった場合には脳が興奮していて「まだやれる!」と感覚が麻痺してしまい、身体や心が疲れていることに気づかないまま働き続けてしまうことがあります。
睡眠時間を削ってまで仕事し、休日を返上して働くことが苦痛ではなくなり、楽しくなってきてしまうのです。
そしてそのまま無理をして働き続けることで、体力的にも精神的にも「見えない疲れ」が蓄積されしまいます。
実際に今、好きなことや趣味を仕事にしている人は集中力が落ちている、ゆっくり休んでも疲れが取れないと感じることはありませんか?
これが身体が疲れている、つまり「見えない疲れ」が溜まっている証拠であり、身体からの休息を求めるサインでもあります。
好きなこと・趣味をしていても、時には自分の身体とじっくり向き合って、頑張りすぎない毎日を送りましょう。
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