
温泉には様々な効果や効能があり、中でも代表的なのが疲労回復効果です。日常の忙しさを忘れて温泉にゆっくりと浸かることで疲れが取れるのですが、入り方によっては逆に疲れてしまうこともあるようです。
せっかく温泉に入ってリフレッシュ、と思っても逆効果では意味がありまんせん。そこで疲労回復に正しいな温泉の入り方・間違った温泉の入り方を紹介します!
- 体を芯まで温める温泉で体内の老廃物を排出することが出来る
- こんな入り方は逆に湯あたりや湯疲れを引き起こしてしまう
- 温泉に入ることで疲労回復効果を得たいのであれば正しい入り方が重要
Contents
温泉に疲労回復に効果がある3つの理由
温熱効果
温泉に浸かることで体は温まり、体温が上昇し血流が促進されます。体内に老廃物が蓄積することで疲労が起こるので血流が促進されれば代謝が促進され老廃物をうまく体外に排出することができ疲労回復に効果を発揮します。また温泉で筋肉が温まると筋肉の強張りがほぐれるので疲労によって張っていた筋肉もほぐれます。
水圧効果
温泉に入ることで全身に水圧がかかり、全身をマッサージされている様な状態になることで内蔵が刺激されると内蔵機能が向上し血流が促進されることから温熱効果と同じ効果が生まれます。
浮力効果
温泉だけではないのですが、水に入ることによって浮力がかかり体は軽くなります。疲労が溜まっていても浮力の中であれば体を動かすことも簡単なのでリハビリやトレーニングにも向いているのです。また浮力が生じている中では体が軽くなるだけではなく精神的にもリラックスすることができます。
湯あたりと湯疲れを起こす温泉の間違った入り方
疲れを癒す為に入った温泉で疲れたのはなぜ?
効果や効能から疲労回復に役立てることが出来る温泉も間違った入り方をすれば、逆に疲れてしまいます。温泉に入ってただ単に疲れることを湯疲れと呼び、吐き気や関節痛などが起こるものを湯あたりと呼びます。どちらかというと湯あたりの方がよく聞くのですが、温泉に入って疲れたと感じるのは湯疲れの方です。
湯あたりは長時間温泉に浸かることによって起こる症状であり、体が温泉に適応する過程で起こるので好転反応とも言われています。これに対して湯疲れはのぼせやほてりなど身体的な疲労になります。長時間温泉に入ったり、何回も入り直したりすることで起こり、本来ならば疲労回復の理由となる3つの要因が過剰に効果を発揮し、体内では酸素が急激に循環することで短距離を走った後の様な状態になり、疲れに変わってしまうのです。
疲労回復を促す為の正しい温泉の入り方とは?
入ったあとも重要ですが、入る前も意外と重要?
旅先の旅館で温泉に入る場合は移動による疲れを取りたい衝動から旅館に着いてすぐに温泉に入る人もいるでしょう。ですが旅館到着後の入浴は避け、まずはお部屋でゆっくりと休憩をして体を休めてから入りましょう。
温泉に入ったらまずはかけ湯です。体の汚れを温泉の中に持ち込まない為でもあるのですが体を温泉に慣らす目的もあります。温泉に浸かる時も同様で、ゆっくりと体を少しずつ温泉に慣らす様にして浸かりましょう。水分補給や途中の休憩などをこまめに取りましょう。
温泉に入ることで疲労を回復することが出来ますが、正しく入浴しても全く疲れないというわけではないので無理をしない様に気をつけましょう。
【おすすめ関連記事】
> 「イミダペプチド」が疲労回復の救世主?身近な”あの食材”を摂るだけ!
> 適温は何度?お風呂の温度によって異なる疲労回復効果