サーカディアンリズムが重要?ゆらぎのある環境で疲れにくい体に

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動物が本来持つ生命のリズムをサーカディアンリズムと言います。自然のゆらぎと同調して自律神経が整いますが、現代の生活ではあまりゆらぎがありません。部屋をゆらぎのある環境にしてあげることで疲れにくい体になります。

  • 動物の生命活動のため本来備わっているのがサーカディアンリズム
  • ゆらぎのある環境は自律神経を整えて疲れにくい体にしてくれる
  • 照明や温度などゆらぎのある環境を意識しながら部屋づくりを

自然のリズム「サーカディアンリズム」とは

人的に整えられた環境は乱れがちになる?

私達人間を含め、動物の生命活動にはリズムが備わっています。朝、目覚めてから食事をするということや、状況に応じて必要になるホルモンの分泌、そして体温調節などもそれぞれ適した時間帯によって常に変化しています。このリズムは大体1日周期になっており、これをサーカディアンリズムと呼ぶのです。このサーカディアンリズムは、自然界の光や水、風などのゆらぎと同調するようにコントロールされており、自律神経のバランスを保っています。

ただ、現代人の生活というのは自然界で生活している動物とは異なり、夜暗くなってもライトをつけて明るくしたり、冬場の寒い時期には暖房を入れて暖かくしたり、逆に暑い時期には冷房を入れて涼しくしたり、室外の状況とは違い温度や湿度、明るさも一定に保たれたような環境で生活をしています。そのため、サーカディアンリズムが乱れてしまいがちだったりもします。

ゆらぎのある環境が体に与える影響とは?

サーカディアンリズムが乱れてしまえば、自律神経の機能も正常に働かなくなってしまい体にはさまざまな影響が出てくるでしょう。だからといって自然界で暮らしている動物のような生活をすることは不可能ですから、いかにしてゆらぎのある環境を上手に作っていくかということが大切になってきます。

ゆらぎのある環境で生活することは人間にとっても非常に快適であり、脳波や心拍の状態も安定すると言われています。そうしますと、自律神経もきちんと働きますからバランスも安定し、疲れづらい体を作っていくことにもつながります。

植物の多い部屋

ゆらぎを感じる部屋づくりに取り入れるポイント

サーカディアンリズムを整えるためのゆらぎのある環境を作るためのポイントをご紹介していきましょう。まず温度についてですが、常に一定の温度を保った部屋よりも、ある程度温度を変化させる(ゆらぎのある)ことがポイントになります。夏場の暑い時期にエアコンで冷やした部屋で過ごすのは最初は快適かも知れませんが、ずっと同じ温度で過ごしていると次第に体がダルく疲れてしまった経験をお持ちの方も多いでしょう。これはまさに自律神経の機能が低下してしまっている状態なのです。

適度に部屋を換気したり、エアコンを調整して人工的にゆらぎを作っていきましょう。また照明に関しても一日中カーテンを閉めきって電気をつけて生活するのではなく、朝は日光を取り入れて夜になったら暗くするという自然のリズムを意識するようにしましょう。

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