
色は私たちに様々な影響を及ぼすことがあります。その中でも癒し・抗疲労効果を求めるなら”さくら色”を選びましょう。
空間の作り方によって疲労感などの感じ方も変わってきます。
- 生活の中で溢れている様々な色は私たちの体や心に様々な影響を与えている。
- さくら色の照明には抗疲労効果があり、癒しの空間造りに使われている。
- 青色は寒い、赤系の色は暖かいなど色が持つイメージによって影響を受けやすい。
Contents
色彩心理学~色が持つ不思議な力と効果~
私たちの生活の中には様々な色で溢れかえっています。そしてこの色にはそれぞれの特徴があり、私たちの心理や行動に様々な影響を与えています。
色彩心理学って?
色彩心理学は通常の心理学体系の中には導入はされていません。ですが、色彩の見え方や感じ方など色彩に対しての人間の行動や反応を研究するのが色彩心理学であり、色覚の問題や色彩に対して持つ印象はもちろんのこと調和感などが取り上げられることもあります。
抗疲労研究からわかった、さくら色の照明が持つ抗疲労効果とは
疲労の解消や回復に効果を発揮するものは多くあります。その中でも抗疲労研究によって今注目されているのが「さくら色」の照明の効果です。
日本の伝統色であるさくら色
さくら色は桜の花弁からイメージすることができる淡い紅色のことです。平安時代から一般化して使われている色であり、古今和歌集にも桜色の衣など赤みを帯びた淡い紅の色を指しています。
さくら色の照明がリラックス効果を発揮する
さくら色の光は見た目にも癒される空間作りをすることができるのですが、バスルームや寝室などに取り入れることで高いリラックス効果や安眠効果も得ることができると言われています。
色が持つイメージによって私たちの心理は大きく変わる
色は人の心の働きに影響を与えます。そして肉体にも影響を与えると言ってもよいでしょう。そこで様々な色の効果を紹介します。
●赤
非常に目立つことから視覚誘導をするさいにも認識しやすい色です。暖色効果があり、インテリアに取り入れることで体感温度にも影響します。
●青
気持ちを沈めて心を落ち着かせることができる色です。冷たさを感じる色でもあります。ダイエット中の方は自然界には青い食べ物はほとんどないことから食への興味を減らすことができるのでお皿などに青を取り入れることで食欲を抑えることができます。
●黄
自然光に近い色であり、社交的で楽しい気分を生み出すことができます。また黄色い光は交感神経と副交換神経を刺激することができるので注意喚起をしやすい色です。
●緑
緊張感を和らげ、目の疲れを和らげることができる色です。疲れた時は緑がたくさんある公園などを散歩するだけでもリフレッシュすることができます。
●ピンク
他の色は色彩心理学では良い面と悪い面があるのに対してピンクは悪い面が少ないというのが特徴です。さくら色などの穏やかなピンクは筋肉の緊張を和らげる効果があると言われています。
●白
空間を広く感じさせてくれる、清潔感のある色です。呼吸器系に作用して呼吸を楽にする作用があると言われています。病院に使われていることが多いのは清潔感とこの作用が知らないうちに取り入れられていたからかもしれません。
色によって様々な印象を持ち、効果を得ることができます。
普段からリラックスや疲労回復を目的としているのであれば部屋作りなどに生かしてみてはいかがでしょうか。