
子どもの心身の成長に大きな影響を与えることから、スポーツのクラブに参加するなど積極的に子どもに運動をさせているという方も多いのではないでしょうか。
しかし日々の練習や試合など、全力で身体を動かした後は疲労が溜まりぐったりなんてことも。疲労がそのまま放置され蓄積されることで様々な悪影響を及ぼしてしまいます。子どもの運動を考える際にはしっかり疲労回復についても対策をしましょう。
- 運動後に十分なケアを行い疲労を回復させることでケガの予防にも繋がる
- 動的ストレッチと静的ストレッチで疲労回復やケガの予防、パフォーマンスの向上に
- 疲れを翌日に持ち越さないことが大切
Contents
運動後のケアは疲労を回復するだけじゃない!
しっかりとした運動前のウォーミングアップがケガの軽減に繋がることは多くの方がご存知でしょう。しかし運動後のケアを疎かにすると、疲労が残ったまま身体を動かすことになり、質の良い練習を妨げ、さらにはケガを引き起こしてしまいます。
パフォーマンスの向上やケガの防止にも繋がる運動後のケア
運動後の十分なケアにより疲労を回復させるとパフォーマンスの向上に繋がります。疲労を上手く回復することで思わぬケガを防止することができます。意外に軽視されがちですが、発達途中である子どもの身体にとって運動後のケアも大切なのです。
動と静のストレッチでパフォーマンス向上、ケガ予防、疲労回復
子どもの運動のケアとして取り入れたいのが動と静のストレッチです。ストレッチに動や静があるの?何が違うの?と思う方も多いのではないでしょうか。
動のストレッチとは??
動のストレッチの目的は筋肉をほぐして動かせる範囲を広げることです。ジョギングやウォーキングなどがこれにあたり、心拍数を上げて筋肉の温度や柔軟性を高めていくのでウォーミングアップとして取り入れられています。
静のストレッチとは??
静のストレッチの目的は筋肉に蓄積した老廃物を排出することです。伸ばせる範囲でギリギリまで身体を伸ばすことで老廃物を排出する流れができ、身体に溜まった疲労物質を速やかに排出することができます。また柔軟性の維持にも役立てることができます。ストレッチの際には身体を伸ばしたままの姿勢を20秒ほどキープするようにしましょう。
その日の疲れはその日のうちに!翌日に疲れを残さない
体力の続く限り身体を動かして運動をする子どもたちですが大人に比べるとなかなか自分の限界を感じることができません。帰宅すると電池が切れたかのようにいつのまにか寝ているなんてこともよくあるのではないでしょうか。さらに気分がいいときはついついオーバワーク気味になってしまい、その日の疲れをその日のうちに回復することができず朝なかなか起きることができない、授業中にウトウトしているということもあります。子どもにとって運動はとても大切ですがこのような状態になってしまっては本末転倒です。
ストレッチやマッサージなど運動後のケアを行い、さらに入浴やバランスのよい食事、十分な睡眠を取ることで疲れを翌日に持ち越さないように心掛けましょう。