
痒くて辛い蕁麻疹を経験したことがあるという人も多いのではないでしょうか。朝起きたら体中に蕁麻疹ができていたという人も多く、アレルギーがある場合には原因を特定することができるのですが、蕁麻疹の大半はなかなか原因を特定することができないといわれず、原因を特定することができない蕁麻疹を突発性蕁麻疹といいます。そこで今回は子どもに起こりやすい突発性蕁麻疹について考えてみましょう。
- 蕁麻疹の多くは突発性蕁麻疹で、特に子どもに多いのがこれ
- アレルギーが原因と思われがちだが突発性蕁麻疹は疲れやストレスからも多い
- 突発性蕁麻疹の予防には日頃から疲労を回復し、免疫力を上げることが重要
Contents
蕁麻疹の70%以上は突発性蕁麻疹??子どもは特になりやすい
原因がわからないものは突発性蕁麻疹に分類される
蕁麻疹はアレルギーで起こると認識している人も多いのですが、実は蕁麻疹の約70%以上は原因がわからないまま起こっている突発性蕁麻疹です。症状が軽い場合には一晩寝たら引いたなんてこともあるのですが、重篤化すると血圧の低下や呼吸困難に陥る場合もあり、たかが蕁麻疹と侮ることはできないのです。また突発性蕁麻疹は特に子どもがなりやすいと言われています。大人でも蕁麻疹の痒みに耐えられないのに子どもに起こると親御さんの心配は計り知れないものとなります。
原因は疲れやストレス。放置すると慢性化してしまう
複数の原因が潜んでいる
子どもの蕁麻疹は何の前触れもなく突発的に起こることが多いのですが複数の原因が重なっていることもあります。蕁麻疹は感染症ではなくアレルギーが原因によって起こるものとアレルギーが原因ではなく摩擦や寒さ、暑さや圧迫などが原因で起こることがあるのですがアレルギーが原因でない場合は疲労やストレスが原因になっていることも多くあります。
一ヶ月以上蕁麻疹が続くと慢性蕁麻疹になる
蕁麻疹の症状は通常アレルギー物質を排除したり、十分な休息を取ることで改善されていきます。この場合は急性蕁麻疹となります。ですが症状が一ヶ月以上続くと慢性蕁麻疹となり、なかなか治らなくなってしまいます。特に子どもの場合は痒さから掻き壊してしまったりしてしまい皮膚炎などにも繋がるので早いうちにきちんと治療しましょう。
突発性蕁麻疹が起こさないために日頃からできること
疲れているときにはしっかりと休息を
非アレルギー性の蕁麻疹の場合も考えられる原因をできるだけ避けなければなりません。皮膚を摩擦や圧迫などで刺激しないようにする、日頃から規則正しい生活習慣を心がけてバランスの食生活を送るなど疲労やストレスに負けない身体作りを行い、疲れたときにはしっかりと身体を休めるようにしましょう。子ども本人がこういった対策を行うのは難しいので親御さんが気にかけて突発性蕁麻疹を起こさないことが大切です。