
マラソンランナーが抱える疲労の多くは筋肉疲労です。疲労の種類が分かっていれば、素早く疲労を回復させたり、予防することも可能になります。上手なエネルギー補給の方法を覚えたり、不足しがちな鉄分を補っていきましょう。
- マラソンをすることによって生じる疲労の多くが筋肉疲労
- エネルギー切れを起こさずに走るために飴やハチミツで糖分を補給
- 鉄分が不足すると酸素不足を起こして疲労が生じてしまう場合も
マラソンによって生じる疲労とは?
疲労には色々な種類がありますが、マラソンによって生じるのはほとんどが筋肉疲労です。長い距離を走るわけですからもちろん走り始めよりも終わりに近づくにつれて疲労度は増してきます。エネルギーが切れてしまうことでせっかく練習をしていてもただ苦しくてつらいだけになってしまったり、思ったように体が動かなくて怪我をしてしまう可能性も考えられます。
また、過剰な練習によって筋肉に疲労が溜まり続けることで、ランナー膝やアキレス腱炎などといったスポーツ障害につながってしまうこともあるのです。そのため、怪我やスポーツ障害を起こすことなく快適に走り続けるためには上手なエネルギー補給のコツを知ること、そして溜まってしまった疲労はきちんと体のケアをしてあげて取り除いてあげることがマラソンランナーには欠かせません。
上手なエネルギー補給のポイント
エネルギーの補給は、疲労の予防として走り始める前の摂取、そして走っている途中にも上手に摂取出来るようにしておきましょう。まずは走り始める前についてですが、出来るだけ吸収の早い糖分を摂取するように心がけてください。ハチミツ(ハチミツ漬けのレモンなどですと食べやすい)だったり、もっと手軽に摂取したいというのであればエネルギー補給のためのゼリードリンクなども良いでしょう。
そして走っている際には給水ポイントを上手に活用することを考えていくと共に、走っている最中にはエネルギーが切れてしまうポイントを予測して大体その地点に到達する20分くらい前に飴を舐めておくというのも良いでしょう。
鉄分が不足していることによる疲労
マラソンをしっかりと走りぬくためには酸素不足に陥らないようにしなくてはなりません。もしも呼吸機能に疲労が溜まってしまえば上手にリズムよく呼吸が出来なくなってしまい余計に疲れてしまいます。体内の鉄分が不足することによって酸素を運ぶ役割をする赤血球が減少してしまい上手に酸素が運搬されません。そのため、ランナーの方は鉄分不足にも注意が必要です。