短距離走の選手が抱える疲労と無酸素運動の関係とは

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運動は一般的に無酸素運動と有酸素運動に分けられます。短距離走は無酸素運動、長距離走は有酸素運動となり疲れのメカニズムが違ってきます。では、短距離走の選手が抱える疲労とはどんなものなのでしょうか。

  • 短距離走は無酸素運動で長距離走は有酸素運動の部類に
  • 糖質・脂肪とそもそも使うエネルギーが違ってくる
  • 疲労の原因とされる乳酸は糖質をエネルギーとする無酸素運動で生まれる

無酸素運動は解糖系というエネルギーの産出方法になっている

筋トレや短距離走は無酸素運動に分類される

筋トレや短距離走を行なうと呼吸はゼイゼイと息が切れます。筋トレや短距離走など瞬間的に強い力が必要になる無酸素運動では筋肉に蓄積している糖質がエネルギー源となり、脂肪や酸素を必要としません。無酸素運動は負荷がかかるもので短時間しか続けることが出来ないのですが、続けることで基礎代謝を上げることができ、筋肉量を増やすことで太りにくい体を作ることが出来ます。

疲労はもちろん瞬間的に行なう無酸素運動の方が起こるのですが、糖質の補給や筋肉のアイシング、ストレッチなどを行なうことで無酸素運動による疲労を軽減することが出来ます。

有酸素運動は酸化系というエネルギーの産出方法になっている

エアロバイク、ウォーキングは有酸素運動

エアロバイク、ウォーキングを行なうとハアハアと息が弾みます。比較的弱い力を筋肉にかけながら継続して行なう有酸素運動では体内に蓄えられている脂肪をエネルギー源とし、この脂肪を燃焼する時に必要になるのが酸素です。脂肪の燃焼が出来ることからダイエットなどでは有酸素運動が効果的とされているのですが、燃焼するまでに時間がかかるので最低でも30分以上は続ける必要があります。

有酸素運動を行なうと交感神経が活発になるのですが、有酸素運動をやめると副交感神経が活発になり、これが疲労回復を助ける効果があるので疲労を回復する目的で軽い有酸素運動が取り入れられることも珍しくありません。

短距離走で発生する乳酸は疲労に関係しているのか?

乳酸は成長ホルモンの分泌を促す働きがある

短距離走など無酸素運動では糖質をエネルギーにする途中で筋肉の中で乳酸という物質が生成され、筋肉に乳酸が蓄積されてしまいます。乳酸が筋肉に溜まることで筋肉は中性から酸性に傾き、疲労が起こるとされていたのですが、現在では乳酸は疲労物質ではなく疲労回復物質だということが証明されており、乳酸はエネルギーとして再利用することが出来るのです。

無酸素運動で乳酸によって感じる疲労は一時的なものであり、乳酸をうまくエネルギーに変化させることが出来れば疲労回復は促進されると考えられています。また乳酸は成長ホルモンの分泌を促す働きもあり、成長ホルモンが活発に分泌されることによって筋肉を効率的に発達させることが出来ます。

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