
自律神経には体が活動している時に活発になる交感神経と、体が休んでいる時に活発になる副交感神経があります。簡単に言うと仕事モードが交感神経、休息モードが副交換神経です。仲の良い友達とおしゃべりをすると副交感神経が優位になります。
- 活動している時や緊張している時、ストレスを感じている時に働くのが交感神経
- おしゃべりは副交感神経を優位にすることからリラックス効果が得れる
- 副交感神経を優位にすることはおしゃべり以外でも簡単にできる
Contents
忙しい状態が続くと自律神経が疲れてしまう!
自律神経は循環器や消化器、呼吸器などの活動を調整するために24時間働き続けている神経のことであり、自律神経には体が活動している時に活発になる交感神経と体が休んでいる時に活発になる副交感神経があります。簡単に言うと仕事モードが交感神経、休息モードが副交換神経です。
なぜ忙しい状態が続くと自律神経が疲れてしまうの?
昼間活発になる交感神経は仕事をしている時などに働いています。交感神経が働いている間は興奮や緊張をしている状態であり、体の機能が忙しく働いている状態です。休憩をすると副交換神経が働くことでリラックスすることができ疲労を回復することができるのですが、仕事モードと休息モードの切り替えが上手くいかないことで交感神経が働き続けると体の疲労も蓄積されてしまうのです。
おしゃべりは副交感神経を優位にし、リラックスさせる効果も
仕事などで忙しい毎日を送っている人はせっかくの休みに休息をしてもなかなか疲れが取れないこともあるのではないでしょうか。これは休みなのに交感神経が働いているからで副交換神経を意識的に働かせることでリラックス状態を作ることができ休息を取ることができます。
おしゃべりには副交換神経を優位にする効果があった!
人と会話をすると疲れてしまうという人もいるのではないでしょうか。確かに会話をする相手によっては緊張をしてしまったり、楽しくないと感じてしまったりすることもあります。ですが気が合う人とおしゃべりをすることで実は副交換神経を優位にすることができリラックス効果を得ることができるのです。そして仲の良い友達とのおしゃべりに没頭することで癒しとなり、ストレス解消や疲労を軽減することができます。
単純作業をリラックス状態と黙々と作業した場合の疲労度
例えばAさんとBさんがいて二人とも折り紙を折っていますが、Aさんは仲間と一緒にワイワイおしゃべりをしながら、Bさんは1人で黙々と折り続けています。
その結果、同じ紙で同じ枚数を折った二人の疲労度は、Aさんが軽かったのです。これはAさんがリラックス状態、Bさんが集中している状態ということで脳に与えるダメージが少なかったからです。
副交感神経を優位にすることで疲労を回復することができる!
おしゃべりをして副交換神経を優位にすることで高いリラックス効果を得ることができストレスの解消だけではなく、疲労の回復にも繋がります。おしゃべりの他にも副交換神経を優位にする方法はいくつかあり、自分に合ったものを見つけてみてはいかがでしょうか。
●早寝早起き・・・私たちの体は太陽が出ている昼間は活動をして夜は休むように作られていることから本来のリズムに合わせて早寝早起きの習慣をつけましょう。
●ぬるめのお風呂・・・シャワーで済ませることが多いという人もいるでしょう。ですが、ぬるめのお風呂(39℃くらい)に10分弱ほど浸かることで交感神経が副交換神経に切り替わって寝つきがよくなります。
●適度な運動・・・適度な運動をすることで血行が良くなり内蔵の機能が活発になります。内蔵の働きが活発になっている状態は副交換神経が優位な状態です。
●3食決まった時間に食べる・・・食事のリズムを守ることで体内時計を整えることができます。よく噛んで食べることで副交換神経を優位にすることができます。
●アロマオイル・・・香りは自律神経に働きかけて自然治癒力を高めてくれます。アロマの香りでリラックスすることで副交換神経を優位にすることができます。
いかがでしょうか。副交換神経を優位にすることができるのは簡単にできるおしゃべりから生活習慣などいくつかあります。まずは一つから取り入れてみて、体をリラックスさせることができる時間を作ってみましょう。