
ビタミンB1は糖質からエネルギーを産生し、筋肉や神経などに供給するという働きを持ちます。体にエネルギーが送られることで疲労回復効果が期待出来るのです。
- ビタミンB1を摂取することでエネルギーが産生され全身へと行き渡る
- 豚肉やレバー、大豆などにたくさん含まれているので積極的に摂取する
- 水溶性ビタミンで熱に弱いため、煮汁ごと食べられる料理にすると◎
Contents
糖質からエネルギーを産生する働き
ビタミンB1不足は疲れの原因にも?
人間が活動する際に必要となるエネルギーは炭水化物などの糖質から作られます。ただし、単純に糖質をたくさん摂ったからといってそれが自動的にエネルギーに変わるわけではありません。糖質をエネルギーに変えてくれるのがビタミンB1の働きなのです。仕事や勉強でたくさん考える際に脳を使ったり、体を動かすために神経を使ったり、スポーツをするために筋肉を使ったり、どのような部位を使うにしてもエネルギーが必要となり、もしも不足してしまうと疲労となってあらわれてきてしまいます。
すべての動きに直結しやすいビタミンB1
例えばスポーツをしているときにエネルギー不足になれば、苦しくて走れなくなったり、スピードが落ちたり、パワーが出なかったりします。そして脳がエネルギー不足になれば、いくら考えようと思っても脳の働きが鈍くなりすぐにイライラしてしまったり、集中力・記憶力が低下して作業効率が悪くなってしまうでしょう。ですから、疲労回復や疲労を予防するためには普段からしっかりとビタミンB1を摂取することが大切なのです。
効率よくビタミンB1を摂取できる食品
豚ヒレ肉・うなぎ・大豆などに多く含まれていて、普段の食事にも取り入れやすい食品が多いので、疲れが溜まっているときなどにはこうした食品を積極的に食べるようにしましょう。
効果的にビタミンB1を摂取するための調理法
せっかくビタミンB1を多く含む食品を食べるのであれば、無駄なく栄養素を体に取り込みたいですよね。ビタミンB1というのは水溶性ビタミンであり、熱に弱いという特性を持っているので火を通すことで損失してしまいやすいのです。そのため、無駄なくビタミンB1を取り入れるためには煮汁ごと一緒に食べることが出来るような料理が向いています。煮物などで残ってしまいがちな煮汁は、薄味にしてあんかけ風にしたり、煮こごりにしたりといった工夫をしてみましょう。
また、ニンニクに含まれているアリシンという成分がビタミンB1と結合するとアリチアミンという熱にも水にも強い成分になります。ですからビタミンB1を含む食品とニンニクを組み合わせた料理もオススメです。