疲労回復にスタミナ食は必ずしも良くはない?疲労を取るならこのお肉

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仕事や遊びなどで疲労が溜まると多くの人は焼肉などスタミナのあるもので疲労回復をしようと考えます。でもちょっと待ってください。実は肉の食べ方や選び方によっては逆に疲労を蓄積してしまう可能性があるのです。

  • 肉を食べると消化に多くのエネルギーが必要になって逆効果になることも
  • 肉の消化を促進する食材を一緒に取り入れることで疲労の蓄積を抑えることができる
  • 疲労回復の為に取り入れたい肉の種類とは

スタミナ食の食べ過ぎで逆に疲れが溜まる?

一般的には焼肉やステーキ、しゃぶしゃぶなど肉料理を食べてスタミナをつけることで疲労の蓄積を解消することが出来るとされています。もちろん肉には人体に必要なアミノ酸や良質なタンパク質、食材からは取り入れにくい鉄や亜鉛、リンなどのミネラルも豊富に含まれていることから肉そのものを疲労回復に利用することは出来るのですが、疲労回復を目的として肉料理を食事に取り入れるのであれば選ぶ肉の種類や量、組み合わせる他の食材をしっかりと考える必要があるのです。疲労回復を考えてただ単に肉を大量に摂取すればいいというわけではありません。

大量に肉を摂取した体の中では何が起こっているのか

肉類を大量に摂取した体の中では摂取した肉を消化する為に大量のエネルギーと消化する為の時間が必要になってしまいます。肉や魚、野菜などをバランス良く取り入れた場合は通常3時間ほどで胃の中で消化されて小腸に運ばれるのですが食べてから排泄されるまでの時間は8時間から12時間ほどです。これに対して肉類を中心にした食事の場合は消化に時間がかかることで8時間から72時間も胃の中に留まってしまいます。

消化に時間がかかるということはそれだけ胃や腸が長く活動することになり、結果的に肉の食べ過ぎは疲労を蓄積することに繋がってしまいます。また肉は消化だけでは完全に分解されない成分が含まれているので胃の中で消化されなかった肉の一部は腸内に溜まり、これが有害物質に変化することがあります。

肉類を中心にした食生活を送ると疲労が蓄積するだけではなく、腸内環境が悪化することから体の新陳代謝が悪くなり疲労を回復する機能も低下してしまうのです。

肉の消化を促進する食材を取り入れて負担を軽減させる

レストランなどで食事をするとポークソテーやハンバーグのトッピングにパイナップルが乗せられていることがあります。中華料理では酢豚の具材としてパイナップルが入っているのが一般的です。パイナップルが入っている酢豚は好きではないという人も多いでしょう。ニンニクたっぷりのステーキ、和風おろしのハンバーグ、焼き鳥のねぎま、豚の生姜焼きなど当たり前の組み合わせになっている肉と他の食材ですが、実はこれらの組み合わせは全て消化を促進する働きがある食材が肉と組み合わせられているのです。

肉と組み合わせられている食材には酵素が含まれている

タンパク質が主な成分を占めている肉を消化する上で重要な働きを持つのが消化酵素です。人間の体内には唾液や胃液の中に含まれており、この消化酵素がタンパク質を分解することで消化を促進することができます。そこで肉料理を摂取する時に組み合わせられるのが酵素を含む食材であり、上で挙げた組み合わせは肉の消化を促進する上で理にかなっているのです。

パイナップル、生姜、大根にはプロテアーゼ、ニンニク、ネギにはアリイナーゼというタンパク質を分解することが出来る酵素が含まれています。もちろんこの他にも酵素が含まれる食材は存在し、その多くは生の野菜や果物となります。疲労回復に効果的な肉も大量に摂取することで逆に疲労の蓄積に繋がってしまうので、肉を食べる時には一緒にできるだけ多くの酵素を含む食材を取り入れることで肉の食べ過ぎによる疲労の蓄積を抑えることができます。

胸肉のから揚げ

疲労回復を目的にするならこの肉を!

肉を疲労回復に役立てる目的とするならば選ぶべき肉は鳥胸肉です。鳥胸肉の場合はパサパサした食感から好まれないことも多いのですが、鳥胸肉に含まれる「イミダペプチド成分(イミダゾールジペプチド)」という成分が驚きの疲労回復効果を発揮するのです。イミダペプチド成分とは抗酸化作用物質のひとつです。

人間の体内では不規則な生活習慣やストレス、喫煙などによって活性酸素が大量に発生してしまいます。この活性酸素は体内の細胞を傷つけ酸化させる働きを持っており、細胞が酸化すると新陳代謝が低下してしまうことで疲労が回復することなく蓄積されてしまいます。そこで抗酸化作用のあるイミダペプチド成分を取り入れることで活性酸素を軽減し、細胞の酸化を抑えることが出来るので結果的に疲労回復に役立てることが出来るのです。

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