イミダゾールジペプチドには種類がある?それぞれの作用とは??

毎日しっかり睡眠をとっているのになんだか疲れが取れない、ちょっと体を動かしただけなのにすぐに疲れてしまうなど日常生活の中で、疲れを感じやすくなったという人も多いのではないでしょうか。そして疲労感を年齢や体質のせいにしてしまっていませんか。そこでそんな人に積極的に取り入れてもらいたいのがイミダゾールジペプチドという成分です。
- イミダゾールジペプチドは長い距離を渡る渡り鳥のスタミナ源だった
- アンセリン・カルノシン・バレニン(オフィジン)にはそれぞれ異なる作用がある
- 継続摂取が必要なイミダゾールジペプチドはサプリメントやドリンクを活用しよう
Contents
疲労回復効果に注目が集まるイミダゾールジペプチドとは?
疲労感を感じるならイミダゾールジペプチドを摂ろう
今、高い疲労回復効果があるとされ注目されている成分がイミダゾールジペプチドです。イミダゾールジペプチドは人間だけでなく、鳥や牛、豚や魚など様々な生物のエネルギー消費の激しい組織に存在する成分で、強力な抗酸化作用があることから抗疲労や疲労回復効果の他にエイジングケアの効果なども期待することができます。
例えば、夜も寝ずに渡り鳥が長い距離を飛び続けたり、魚類が休むことなく泳ぎ続けたりすることができるのはイミダゾールジペプチドの効果によるものです。
イミダゾールジペプチドには主に3つの種類がある
イミダゾールジペプチドは、アミノ酸結合体の総称であり、イミダゾールジペプチドにはいくつかの成分があります。その中でも高い抗酸化作用を持ち、抗疲労効果を期待することができるのがアンセリン、カルノシン、そして近年注目され研究が進めれているバレニンという成分です。そしてこれらの成分は生物の種類によって持っている成分や量が違います。
鳥類や魚類が豊富に持っているアンセリン
鳥や魚に豊富に含まれているのがアンセリンです。アンセリンは1929年にガチョウの筋肉組織の中から発見され、ガチョウを意味する単語から名前がつけられている成分です。アンセリンには疲労の原因となる活性酸素を除去する強い抗酸化作用があり、疲労回復に役立てることができます。またこの他にもアンセリンは尿酸値のコントロール、エイジングケアや生活習慣病予防に役立てることができます。
私達の体にも存在するカルノシン
アンセリンよりも約30年早い、1900年に牛肉のエキスから発見されたのがカルノシンです。私達の筋肉や神経組織などに高濃度で存在しています。カルノシンもアンセリンと同じく強い抗酸化作用があることから、肉体的、精神的な活動によって過剰に増えすぎた活性酸素を除去して疲労を感じにくくしたり、回復させたりする効果があります。またこの他にもカルノシンは体内の余分な糖分を排出する働きがあることから糖尿病や高血圧など生活習慣病の予防効果も期待されています。
抗疲労成分として注目されているバレニン
クジラが数千キロもの距離を不眠不休で泳ぎ続けることができるのはバレニンによるものでありアンセリン、カルノシンに続く第三の抗疲労成分として注目されています。
抗疲労効果を持つイミダゾールジペプチドの効率的な摂取方法とは
アンセリンやカルノシン、バレニンなどイミダゾールジペプチドは疲労回復のために積極的に取り入れたい成分ですが、継続して摂取することが必要であり、一日に必要なイミダゾールジペプチドの推奨量は200㎎であることから鶏胸肉などから摂取するとなると毎日100gの鶏胸肉を食べなければなりません。
そこで効率的に一日に必要なイミダゾールジペプチドを摂取することができるのがサプリメントやドリンクです。サプリメントやドリンクであれば手軽に継続して摂取することができ、疲れにくく元気な毎日を過ごすことができます。