
元気に毎日を過ごしているつもりでも、最近なんだか疲れやすいと思うことはよくあります。
また睡眠時間や休息など足りているはずなのに疲れがなかなか取れなかったりすることもあるのではないでしょうか。
また、今年はテレワークの機会が増え、仕事中に気分転換がしにくいと感じれいる方も多いのでは。
普段の生活の中で「疲れ」を感じることがよくあるという場合には自律神経のバランスが崩れてしまっているかもしれません。
- 自律神経が乱れると身体は疲れやすくなってしまう
- ゆっくりと吸う息よりも吐く息を長くすることでリラックスできる
- 呼吸のコントロールで自律神経の乱れを整える
Contents
疲れやすいと感じるのは自律神経が乱れているからかも
自律神経って何?
自律神経は心臓の動きや体温調節、消化や吸収など生命を維持する上で無意識のうちに行われる活動をコントロールしているものです。自律神経には交感神経と副交換神経の二つがあり、交感神経は緊張していたり、ストレスを感じている時、活動している時などに働き、副交感神経は体の回復や休息をしている時などに働いています。
自律神経のバランスが崩れると
交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで交感神経ばかりが活発に働いている状態に陥ってしまいます。本来であれば、昼間は活動して夜は眠るというのが人間の生活リズムですが、交感神経ばかりが働き、副交感神経が上手く働かなくなってしまい日々の疲れを回復することが出来なくなってしまいます。
ゆっくりした呼吸は乱れた自律神経を整える
元気な毎日を送るために自律神経を整えましょう
自律神経は普段の生活習慣などが反映されます。生活習慣を整えたり、適度な運動をしたり、バランスの良い食生活を送ったり、ストレス解消のために笑ったりすることで自律神経を整えることができます。ですが生活習慣を見直すとは言ってもなかなか出来ないものですし、継続するのも難しいことです。そこで簡単に取り入れることができる自律神経を整える方法が呼吸です。
自律神経を整える呼吸法とは
リラックスしている時や眠っている時は自然と腹式呼吸で深い呼吸をしています。この深い腹式呼吸こそが副交感神経の働きを高めることができる呼吸となるのですが、昼間活動している時は意識しなければなかなか出来ないものです。腹式呼吸を行うためには、ゆっくりした呼吸で、鼻から息を吸って、口から息を吐きましょう。さらに吸う息よりも吐く息を長くしましょう。自律神経を整える呼吸法は次の通りです。
○口をすぼめるようにして細く遠くにお腹の中にある空気を長くゆっくりと吐き出します。
○ゆっくりとお腹を膨らます感じで鼻から息を吸いましょう。
○短く息を止めます。
息を吐く時は吸う時よりも2~3倍長くすることが大切です。この順番で3分程度繰り返します。1回3分程度で出来る呼吸法であれば、必要な道具や特別な技術などがなくても、通勤中や仕事の休憩中、夜寝る前などいつでも行うことができます。
呼吸法を取り入れる時にこんなことを考えてみましょう
呼吸法を行う時にイメージしたいこと
息を吐く時には身体の中の悪いものを体の外に排出するイメージを持ち、息を吸う時には森林のきれいな空気などを吸収するイメージを持ちましょう。呼吸のコントロールを行うことで体や心を休めることができ、自律神経のバランスを整えることができます。