
足のむくみは単純に足が太ってしまっているというわけではありません。血行が悪くなり余分な水分が溜まってしまっている状態であり、放っておくと病気にもつながります。むくみが気になる方はきちんと解消していきましょう。
- 血行が悪くなり細胞間に水分が溜まってしまうとむくみが起こる
- 姿勢や生活習慣、体の冷えなどさまざまな原因が考えられる
- 適度な運動や入浴をしたり、グッズを上手に使ってむくみを取ろう
Contents
足がむくんでいるってどういう状態?
特に女性は足のむくみに悩まされているという方が多いのではないでしょうか。夕方頃になると靴がパンパンになってしまいきつく感じるようになったり、ブーツですとふくらはぎのむくみでジッパーが上まで上がらなくなって無理やり履いたという経験がありませんか?この「むくみ」というのは、静脈が詰まったりして血液やリンパの流れが悪くなってしまい足の細胞間に本来ならば循環しているはずの余分な水分が溜まってしまっている状態のことを指します。
単純に足に脂肪がつき太ってしまったというわけではないので、ダイエットをしてもむくみが落ちるわけではありませんし、痩せている方でもむくんでしまうケースもあります。きちんと解消させていくためには、まずは何故むくんでしまうのか、その原因を探っていくことが大切です。
足がむくんでしまうさまざまな原因
長時間同じ体勢の方は要注意!
人によって足のむくみの原因はそれぞれ異なります。代表的なものとしては、長時間の立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢を続けていることによって足が疲れてしまい血行不良を起こしてしまうということが挙げられます。また、その他にも普段からヒールの高い靴を履いて足に負担をかけるのも注意が必要です。
実は睡眠不足やストレスも影響?
あまり意識したことがないかもしれませんが、運動不足や睡眠不足、精神的なストレス、冷え性など生活習慣なども原因になることがあります。睡眠不足やストレスなどは特に足に疲れを溜めるようなことではないので関係ないのでは?と思うかも知れません。しかし、このような原因から全身の血行が悪くなってふくらはぎや足首のむくみとなってあらわれてきてしまうのです。
むくみというのは放っておくと足に静脈が浮き出てきてしまう下肢静脈瘤や、腎臓・肝臓・心臓などの機能不全などまで疾患を引き起こす要因になってしまうこともありますから決して軽く考えてはいけません。
効果的に足のむくみを解消する方法
マッサージより普段の意識が大切
足のむくみを改善するためにとりあえずマッサージをすれば良い?と思われてしまいがちですが、実はそれだけでは不十分なケースが多いのです。まずは不規則な生活習慣を改善するということが第一になります。そうすれば体の疲れもきちんと取り除かれてむくみが起きにくくなるのです。
そして、ウォーキングやジョギング、ストレッチなど適度に運動する習慣をつけること、入浴の際にはぬるめのお湯にゆっくりと浸かること(特に下半身を温めてあげると◎)、またむくみ解消のための靴下やレギンス・ストッキング・サポーターなどを活用するのも良いでしょう。デスクワークの方は、こまめに椅子から立って足首やひざを回す意識を持ちましょう。