
疲労回復には十分に栄養を取り、適度な運動や質の良い睡眠を取ることが必要不可欠ですが、これらと同じ様に重要なのが心のケアです。
精神的ストレスも疲労の大きな原因となり、肉体の疲労だけではなく心身ともに疲労回復をすることが必要になります。
- 人間は生きている限りストレスを0にすることは難しい
- 精神的ストレスが溜まると疲労になり、心や体に様々な悪影響を及ぼす
- 疲労回復の為のストレス解消も間違ったやり方だと逆に疲労を重ねてしまう場合も
Contents
疲労と深く関係しているストレスとは、そもそもなんなのか?
刺激の意味を持つストレッサーが語源となっているストレス
普段の生活の中で私たちの体や心は様々な外部からの刺激(ストレッサー)を受けており、この刺激によって体や心に負担がかかることで歪みが生じることをストレスと言います。
例えば会社などの人間関係において、苦手な上司に不快に感じる言動があったとします。この時ストレスの原因となるのが上司の不快な言動であり、自分が嫌だと感じた感情や不快感などがストレスとなります。ですが、こういった場面だけがストレスを感じる場面ではなく、嫌だと思うこと以外にもストレスの原因になるものは多くあります。
実は気づかないうちにストレスになっている場合も
苦手な人と会話など嫌だと感じることだけがストレスの原因になるわけではなく、
例えば・・・・
▽今日中に仕事を終わらせなければならない
▽彼女(彼氏)と一緒にいれない(会えなくなった)
▽長い連休が終わって明日から仕事もしくは学校が始まる
など、こういったことも全てストレスの原因となります。
人間関係や仕事、学校でのプレッシャー、長時間の通勤・通学、騒音、経済的な不安、政治への不満、結婚も離婚も昇進も左遷も入学も卒業も・・・・・
嬉しいことも悲しいことも憤ることも嫌なことも楽しいことも辛いことも全てストレスになってしまい、ストレスとは心と体が受けるありとあらゆる外部からの刺激なのです。
ストレスが溜まる=疲労が溜まる
精神的ストレスによって心だけではなく体にも影響を及ぼしてしまう
何らかの理由により精神的ストレスを受け続けることで、疲労となり蓄積されると自律神経のバランスが崩れてしまい、高熱、頭痛、胃痛や腹痛と言った様々な不調が体に起こります。
特にストレスの影響を受けやすいと言われているのが胃腸であり、激しい胃痛を起こし病院に行くとストレス性胃炎と診断されるのです。胃痛、腹痛はストレスが影響する身体症状の代表的なものです。
ストレス解消も方法を間違えると疲労に繋がる?
疲労に繋がることがない様に普段の生活の中で出来るだけ効率的にストレスを解消し、体に不調が現れることのない様にしたいのですが、実は間違ったストレス解消法を行なうことで逆にさらに疲労を蓄積してしまう可能性があります。
疲労を溜め込むストレス解消法とは
好きなことを楽しむことでストレスは解消されると考えられており、デートやスポーツ、ショッピングや食事、旅行やカラオケ、ギャンブルやコンサートなど、こういったことがストレス解消法の王道となっています。ですが、こういった解消法は活動的なものが多いことからストレスの解消をする傍らで疲労を伴うものとなってしまう場合もあります。
ですから、疲労を溜めない解消法としては睡眠や森林浴、散歩などエネルギーをさほど使わずに出来るもので、活動的な解消法に比べると大いに発散しているという感じはしないのですが、心と体を休ませることが出来るのです。