
疲れやすく、疲れが抜けにくい・・・といった慢性疲労は体の冷えを取り除いてあげることで改善するケースが多くあります。
これには基礎代謝の低下が大きく関係しています。
- 体が冷えていると慢性疲労が起こりやすい
- 表面の冷えだけではなく内臓の冷えにも注意が必要
- 基礎代謝をアップさせて慢性疲労を根本から解消する
慢性的に疲れている人は「冷え」に注意
きちんと睡眠もとっているし、規則正しく生活しているのに何だか体がだるくて疲れがスッキリと抜けない・・・、こうした慢性疲労に悩まされている方は多くいらっしゃいます。思い当たる原因が見当たらないけど疲れやすく、疲れが取れにくいという場合には、体の「冷え」に注目してみてください。寒い季節はもちろんのことですが、夏場でも強い冷房にあたり続けていたり、最近ではパソコンやスマートフォンの長時間使用によって自律神経が乱れてしまっているということも体の冷えにつながるのです。冷え性というと女性特有の症状というイメージがあるかも知れませんが、男性でも冷え性は起こります。この冷え性を改善することこそ、慢性疲労の状態から抜け出す第一歩になるケースも多くあります。
内臓の冷えも体を疲れさせる原因の一つ
体の冷えというのは、手先や足先といった末端の部分に起こりやすいのですが、表面上では分からない内臓の冷えにも気をつけなくてはなりません。冷たいジュースやビール、アイスクリーム、その他にも熱を持たないものばかりを食べたり飲んだりしていることによって胃や腸などの内臓器官が冷やされてしまいます。そして、内臓が冷えることで臓器の血行が悪くなってしまい全身にさまざまな悪影響を及ぼします。その一つが体の疲れなのです。食事の際には冷たいものだけではなく、必ず温かいものも取り入れるようにしたり、ぬるめの温度のお風呂にゆっくりと浸かって内臓を内側・外側から温めてあげるようにしましょう。
基礎代謝が上がれば疲れが溜まりづらくなる
体が冷えてしまうことによって、基礎代謝も低下してしまいます。体温が1度下がってしまいますと、基礎代謝は12~20パーセントも低下してしまうと言われているのです。基礎代謝というのは、私達の体にとって非常に重要な役割を担っているサイクルであり、働きが低下してしまうことで血行不良や細胞の不活性化、そして体内に老廃物が溜まりやすくなったりというトラブルを引き起こします。これによって疲れやすく、疲れがとれにくい体になってしまいます。ですから、疲労回復のためには基礎代謝をアップさせて冷えを改善するということが大切なポイントとなるのです。ウォーキングやランニングなど定期的に運動する習慣をつけたり、お風呂にじっくりと浸かって体をほぐした上でストレッチやマッサージをすることも効果的です。