
最高気温が35℃以上の猛暑日が続いている中で、熱中症で病院へ搬送される人も増えています。室内で活動をしていても、熱中症にかかるリスクがあることから、こまめな水分補給は必要不可欠です。
ですが、どれだけ水分補給をしていても、体が疲れてしまっていることで、熱中症のリスクの回避が難しくなってしまいます。
- 疲れを感じている中で暑い室内にいると熱中症のリスクはさらに上がる
- 暑い中で疲れてしまうのは自律神経がフル回転しているからだった
- 汗をかいたらスポーツドリンクでこまめな水分補給をしよう
Contents
28℃以上の室温の中にいると熱中症の危険性が高くなる
梅雨明けごろから、企業などではクールビズの一貫として、職場のエアコンの設定温度を28℃に設定しているというところも増えてくるのではないでしょうか。ですが、28℃に設定した室内で作業をしていると暑さや不快感を感じることがあります。
室温28℃はほとんど真夏日の暑さ
職場での軽装を促すクールビズの中で、エアコンの設定温度を見直す動きがあっているのを知っていますか?実際にエアコンの温度設定を28℃にした中で仕事をしているという人の中には、暑い、不快という声もあります。外の気温や室内の湿度との関係もありますが、ただ単純に室温だけを見た時に28℃という温度は真夏日のような暑さを感じる温度でもあります。
エアコンをつけていても熱中症のリスクは潜んでいる
冷房をつけている室内にいる中で熱中症になるリスクは少ないのではないか?と多くの人が思うのですが、クールビズで推奨されている室温設定28℃では、条件によっては冷房がついた室内にいても熱中症になってしまうことがあります。特に、普段から疲れが蓄積している人はさらに熱中症のリスクが高くなってしまいます。
暑いと疲れを感じるのはなぜ?
冷房がかかっている室内で熱中症にかかってしまうのは、室温だけではなく、湿度なども大きく関係しているのですが、熱中症には体の疲れも大きく関係しています。
暑さと疲れの関係とは
梅雨明けなどに急に気温が上がって暑さを感じるようになると、身体が疲れやすい、だるいなど感じることが増えるという人も多いのではないでしょうか。気温や湿度が高くなると汗をかきやすくなり、汗をかくことで体内の水分が奪われてしまいます。暑い中で身体の状態を維持しようと無意識のうちに働くのが自律神経ですが、猛暑が続く中で自律神経はフル回転の状態になり、自律神経そのものが乱れてしまうことで、疲れを感じやすくなってしまいます。
汗をかいた時の水分補給はスポーツドリンクが最適!
熱中症のリスクを回避するには、普段から疲れを溜めないということが大切ですが、まずすぐにできることとして挙げられるのが、こまめな水分補給です。ただし、単純に水分補給のために水やお茶を飲むのではなく、熱中症対策で水分補給をするのであれば、スポーツドリンクを取り入れましょう。
水分だけではなく塩分も効率よく補給できるのがスポーツドリンク
汗を大量にかくと、身体の中の水分だけではなくナトリウムなどのミネラルや塩分も体外に排出されてしまいます。ですから、水分同様に塩分もしっかり補給しないと熱中症対策を行うことができません。そこで手早く、水分と塩分を補給することができるのがスポーツドリンクです。スポーツドリンクは糖分が多いからと避けている人もいるのではないでしょうか。ですが、暑さで疲れた身体に水分、塩分だけを補給するよりも、適度な糖分を補給することで水分や塩分の吸収がよくなることがわかっており、効率的に熱中症対策を行うことができます。
脱水を防ぐことで熱中症を防ぐことができる
熱中症は体内に熱が溜まって、高熱が出るなどの症状が出るイメージがありますが、一番最初に現れる症状と言えるのが脱水です。身体の中の水分が失われている状態が脱水状態ですが、初期の段階ではなかなか気づくことができません。ですから、脱水を防ぐためにスポーツドリンクを上手く活用して水分補給を行いましょう。