小児喘息の発症は1歳から3歳がピーク!家庭で予防できることとは?

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発作が起きるとゼイゼイ、ヒュウヒュウと音を立てて呼吸が困難になりとても辛い喘息。中でも子どもが苦しむ小児喘息は見ているのも辛く、小児喘息を持つ子どもの親御さんは発作が起きる度にハラハラし、なんとかしてあげたいと思うのではないでしょうか。

  • 小児喘息の原因の多くはアレルギーですが疲労やストレスも発作の原因になる
  • 気道過敏性によって粘膜がむくむと気道が狭くなり発作が起こる
  • 発作がない時こそ生活環境の見直し、発作を起こしにくい体作りを行いましょう

小児喘息の発症は1歳から3歳がピーク!その原因とは?

日本での小児喘息の患者数はここ20年間で約3倍にも増えており、現在では100万人を超える患者が存在します。一般的には1歳ごろから3歳ごろまでに発症のピークを迎え、年齢が上がるに連れて症状が緩和されていく方も多いようです。

小児喘息の原因って?

小児喘息の代表的な原因として挙げられるのはハウスダストやダニ、ペットの毛などがありますが、ストレスや疲労も小児喘息の発作を引き起こす原因になってしまいます。特に子どもはストレスを受けていたり、疲労が蓄積していることを上手く大人に伝えることができないので、普段からしっかりと様子を見て大人が気づいてあげなければなりません。

喘息の発作が起こった時、子どもの体の中では何が起きているのか?

喘息の発作が起きていないときでも、ほとんどの場合、気道の炎症が慢性的に続いていると言われています。ダニやハウスダストなど何らかの原因で、過敏に反応した気道が炎症をおこし気道が狭くなります。炎症により気道がさらに狭くなると喘息の発作が起こります。

腫れや痰で気道がさらに狭くなる

ゼイゼイ、ヒュウヒュウと聞こえる喘鳴は喘息の発作の代表的な症状です。空気の通り道になる気道が炎症を起こし腫れや痰などの分泌物によって狭くなってしまうことで呼吸をする際に音が聞こえるようになり、呼吸が苦しくなります。

聴診器で胸の音を聞く

発作が起きていない時こそ小児喘息の対策を行いましょう

アレルギーの原因となる物質を吸引するなどして喘息の発作を起こすことがありますが、疲労やストレスの蓄積でも発作を起こす原因となります。疲労やストレスにより自律神経が乱れ、気道が収縮し発作を起こしやすくなるのです。実際に発作が起こった時には発作への対処が大切ですが、小児喘息を改善する上では発作が起こっている時だけではなく、起こっていない時にもできることは多くあります。
例えば、

●ダニが発生しやすい布製品を室内に置かない
●受動喫煙をさせない
●疲れやストレスを溜めない

などです。また喘息に負けない体作りをすることも大切です。規則正しい生活習慣やバランスの良い食生活を心がけてストレスや疲労を蓄積しにくい体作りをし、発作を起こさない良い状態を保つことを心掛けましょう。

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