
お酒をよく飲む人が言われるのが「肝臓を悪くする」です。付き合いでお酒を飲む機会が多い人や晩酌が習慣化している場合には週に1日から2日程度、お酒を飲まない休肝日を作っている、もしくは作るように言われているということもあるでしょう。お酒を飲む機会が多い人、もしくは多い時期には肝臓のために何かできることはあるのでしょうか?
- お酒を飲む機会が多い年末年始は肝臓が疲れ切ってしまう
- オルニチンは肝臓のエネルギー生産を助ける働きを持っている
- オルニチンには二日酔いの疲労感にも効果がある
Contents
アルコールの分解で大忙しの肝臓は年末年始に悲鳴を上げる
アルコールを分解する肝臓
アルコールは人体にとって有害な物質です。このアルコールを無害なものにするために働いているのが肝臓です。肝臓は血流によって運ばれてきたアルコールを素早く分解し、血中のアルコール濃度を下げます。肝臓は体内に入ってきたアルコールの全てを分解する作業を行っているのです。つまり、お酒を飲む機会が多ければ多いほど、肝臓はフル回転でアルコールを分解している状態になり、肝臓の疲労は蓄積していくのです。
オルニチンを取り入れると肝臓の強い味方となり疲労回復に繋がる
肝臓の疲労回復を行うためには、まずお酒を飲む機会を減らすことが先決ですが仕事上の付き合いなどで、なかなか肝臓を休めることができない場合などもあるでしょう。そこで肝臓の機能を高める成分を積極的に取り入れて肝臓をいたわりましょう。
肝臓の強い味方になるオルニチン
オルニチンはしじみなどに含まれる遊離アミノ酸の一種です。オルニチンは腸で吸収されて肝臓に取り込まれると人体に有害なアンモニアの解毒を助ける働きを持っています。オルニチンサイクルという化学反応を起こすことでアンモニアを無害な尿素に変えています。こうすることで肝臓の機能を向上させたり、肝臓を守る役割を持っているのです。オルニチンはもともと人体で生成できるものですが、お酒の飲み過ぎや加齢によって不足してしまうことから食品などで摂取する必要があります。
オルニチンは二日酔いの疲れにも効果がある
オルニチンにはアルコールを分解する働きはないのですが、アンモニアを分解する働きがあることから二日酔いの倦怠感効果を発揮します。
二日酔いの倦怠感はアンモニアが解毒されていないのが原因
オルニチンの効果として挙げられるのが翌朝の目覚めの良さです。これはオルニチンがアンモニアの分解を助けているからであり、二日酔いによる目覚めの不快感や睡眠不足、疲労などに効果を発揮してくれるのです。