加齢のせい?年齢との関係性で違ってくる疲労原因と回復方法とは。

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疲れていますか?と質問をすると多くの人は「疲れている」と答えるそうです。
中でも年齢を重ねることで疲れやすくなったという声は多くあります。では加齢と疲労にはどのような関係があるのでしょうか。

  • 加齢によって新陳代謝が低下すると体力不足になり疲れやすくなる
  • 疲れと回復には疲労物質FFと疲労物質FRの関係している
  • 疲労回復物質FRは適度な運動や食事の改善で増やすことができる

体力に自信はありますか?体力不足=疲れやすい体です。

新陳代謝が低下すると体力不足になる

年齢を重ねれば重ねるほど体のあちこちに変化が生じ、中でも加齢によって著しく低下するのが新陳代謝で、生命の維持に欠かせないものであり、古い細胞が新しい細胞に生まれ変わることを言います。

新陳代謝を繰り返すことで体をリフレッシュさせることができ、体力の維持や疲労の回復を行っているのですが、加齢によって新陳代謝が低下し体力不足になり疲れやすい体になってしまいます。

最近疲れが取れないと感じる人は疲労回復物質が減少しているかも?

「最近、なんだか疲れが取れないな」と感じることはありませんか?仕事や遊び、女性は家事や育児など忙しい毎日の中でなかなか休みを取ることができず、休息を取ることが出来ないという人も多いでしょう。

また中には年齢を重ねるごとに疲れやすくなったという人もいるのではないでしょうか。「現在疲れていますか?」という質問に対して多くの人が「疲れている」と答える原因となっている疲労には体内で発生する疲労物質と疲労回復物質が大きく関係しているのです。

疲労物質と疲労回復物質の関係

私たちが普段の生活の中で集中して何かを行ったり、激しい運動をしたりすることで体内では過剰に活性酸素が発生します。活性酸素は少量であれば生命を維持する上で欠かせないものですが過剰に増えすぎることによって細胞を傷つけてしまうものです。

活性酸素によって細胞が傷つくと、傷ついた細胞から疲労物質であるFF(ファティーグ・ファクター)が発生します。これが疲労の原因となる物質です。そして疲労物質であるFFは疲労回復物質であるFR(ファティーグ・リカバー・ファクター)を誘発する性質を持っています。

つまり疲労物質FFと疲労回復物質FRのバランスが上手く保たれることによって疲労が発生しても回復することが出来るようになっているのです。

加齢によって疲労回復物質は鈍くなる

FFと疲労回復物質FRは疲労と回復のメカニズムの中心になるものであり、二つの物質のバランスを上手く保つことが疲れにくい体を作る上では重要なポイントとなります。ですが残念なことに疲労回復物質は加齢によって働きが鈍くなってしまうのです。

疲労物質は年齢に関係なく増え続けます。こうなってしまうとバランスが崩れてしまい、疲労を感じても上手く回復することができなくなってしまうのです。

ストレッチ

テレビでも話題の疲労回復物質は増やすことができる?

加齢によって働きが鈍くなり減少してしまう疲労回復物質FRは基本的には疲労物質であるFFが誘発し発生するものです。つまり疲労物質FFが発生する様な負荷を体にかけることで疲労回復物質FRを増やすことができます。

ですが過剰に負荷をかける様な過度な運動は逆に疲労物質と疲労回復物質のバランスを崩してしまう可能性がありますので、ボディビルダーが行う様な負荷のかかるトレーニングではなく、まずはウォーキングやジョギング、自宅で手軽に出来るストレッチやスクワットなど適度な運動から始めてみましょう。

軽めの運動でも継続して20分程度行うことで疲労回復物質が誘発されやすくなるので疲れにくい体を作ることができます。

疲労回復物質は食事の工夫でも増やすことができる

イミダペプチドと呼ばれる抗酸化作用を持つアミノ酸を取り入れることで疲労回復物質を作り出すことが出来ます。抗酸化作用があることから疲労物質を作り出す活性酸素を除去することが出来るので疲労回復に最も役立てることが出来る成分です。

イミダペプチドは鶏の胸肉に多く含まれる成分で、運動に加えて食事の面からも疲労回復物質を増やすアプローチをしましょう。

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